株やFXなどの金融商品と不動産投資、それぞれの特徴について比較してみました。
資産運用といえば、株やFXなどの金融商品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。こうした金融商品と不動産投資の特徴について比較してみました。
不動産投資 | 株 | FX |
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○ 資産の増減が安定しており、継続した収入が望める ○ 管理などは専門の管理会社が対応するため、実業務の負担は少ない ○ インフレに強いとされている △ すぐに大きな利益を得るのは難しい |
○ 少額から始められ、銘柄によっては短期間で数十倍になることもある ○ 銘柄が豊富なため、分散投資ができる △ 安定収入を得るのはプロでも難しく、リスクも大きい × デイトレードの場合、本業のかたわらで行うのは難しい |
○ レバレッジを使うことで少額でもハイリーターンを望める ○ 通貨ペアの種類が少なく、資産運用の通貨を絞りやすい △ ハイリターンの一方で、大きな損失を出す可能性がある × 保持する通貨価値が下がると、為替差で損失金が生じる |
株やFXは比較的手軽に始められ、銘柄によっては少額でも大きな利益を得られる可能性がある一方、大きな損失の可能性もあります。いわゆる「ハイリスク・ハイリターン」な点が特徴です。金融商品は景気変動や海外情勢の影響を受けやすく、デイトレードだと値動きを細かくチェックし続けなければ損失を生むこともあります。また、売買のタイミングがポイントとなるため、本業のかたわらで運用するというのは難しいというデメリットもあります。
不動産投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」と言われます。株やFXのように短期間で大きな利益を生むのは難しいですが、入居者さえいれば家賃という安定収入が入ってきます。景気変動の影響を受けにくく、利回りは金融機関に預ける預貯金の利息と比べても高いことも魅力です。また、物件の管理や入居者募集などは管理会社に委託するのが一般的なため、オーナーの実業務はほとんどありません。株やFXのように値動きを追い続けることもなく、サラリーマンの副業として注目を集める資産運用の方法なのです。